タグ: 製造業
- 外観検査AIの精度と限界:MVTec AD 2で苦手が解像度で入れ替わる 2026/8/16
欠陥サンプルなしで始めるゼロショット外観検査には、エッジ機で動かした報告も出た。ただし難しいベンチマークでは、正常画像で学習する既存手法のどれもAU-PRO(許容0.30)が6割、主指標の許容0.05では32%に届かない。既定の256×256評価で低いのは金属反射とテクスチャで、透明や逆光はむしろ高い部類だった。
- LLMでデジタル回路のVerilogを書く:ツール反復の効果と限界 2026/8/15
デジタル回路の記述をLLMにどこまで任せるか。設計ツールの出力をモデルに戻す反復には効果が報告されている。ただし実在IPで測った2026年のベンチマークは反復を掛けずに測り、サブモジュールを2つ以上持つ設計の機能合格率は0.00%。脆弱性検出は名指しの2種で適合率89%でも全体では5割前後、判定は渡せない。
- 歩留まりとは?計算方法と、半導体で収益を左右する理由 2026/6/26
作ったもののうち良品として売れるものの割合を歩留まりと呼ぶ。全体の歩留まりを各工程の良品率の掛け算で見ると、500工程を積んだとき、1工程あたり99%か99.9%かという0.9ポイントの差が、全体では約0.7%と約61%を分ける。半導体製造の収益モデルと、不良が集中して起きる場合の限界も並べる。
- トヨタ生産方式で作りすぎが最悪のムダとされる理由と防ぎ方 2026/6/26
2020〜2025年に販売台数で6年連続世界トップのトヨタ。その製造を支えているのは、秘密の機械ではなく「ムダをなくす」という思想だ。なかでも一番の敵が「作りすぎ」だという、直感に反する話。
- イメージセンサとは?光を電気に変える仕組みとソニーが強い理由 2026/6/26
スマホのカメラの中心には、光を電気に変える小さな半導体「イメージセンサ」がある。世界の約半分がソニー製で、iPhoneも10年以上ソニーのセンサを使ってきた。光をどうやって数えるのか、ソニーが首位に立つまでに重ねた技術と、その地位を左右するものを扱う。
- 公差とは?ばらつきとの違いとシックスシグマの意味 2026/6/21
工業製品は「全く同じ」を量産しているように見えて、実は2つとして同じものはない。必ず少しずつ違う。ものづくりの本当の仕事は、その避けられない「ばらつき」を、許される幅の中に押し込め続けることだ。
- 試作と量産の違い:まれな不良、ばらつきの源、歩留まりの立ち上がり 2026/6/21
試作品が一度動いても、それを100万個、安定して作れるとは限らない。試作では出会わないまれな不良が生産数とともにほぼ確実に起きること、ばらつきの源が桁違いに増えること、半導体の歩留まりが立ち上がる時期が採算を動かすことを、確率と原典で読む。
- MLCC(積層セラミックコンデンサ)とは?作るのが難しい理由 2026/6/21
MLCC(積層セラミックコンデンサ)は、最新のハイエンドのスマホに約1000個、車に3000〜1万個超入る小さな部品だ。性能は薄いセラミック層を何百枚も欠陥なく積めるかで決まり、材料と焼成工程の擦り合わせが要る。首位の村田製作所のシェアは自社開示で40%、調査会社の推計で31.8%。